VTuber活動に最適なカメラ位置と選び方
「VTuberになってみたいけど、カメラって必要なのかな?」「ブイチューバーはウェブカメラが必要ですか?」「もし必要なら、おすすめのカメラは?いくらくらいするんだろう?」そんな疑問を持っていませんか?
あるいは、「VTuber カメラ 位置」で検索して、配信に最適なウェブカメラの位置や設定方法を探している人もいるかもしれませんね。アバターを動かすlive2dモデルを使う上で、カメラは自分の表情や動きを伝える大切なツールです。でも、配信 カメラ位置を間違えると、webカメラ トラッキングの精度が落ちてしまったり、アバターの動きが不自然に見えたりすることも。
この記事では、「VTuberになるにはカメラは必要ですか?」という基本的な疑問から、カメラ おすすめの選び方、VTuberのカメラはいくらくらいしますか?といった予算の話、そして一番気になる「vtuber カメラ 位置」について、モニター上部などのウェブカメラ 位置の基本から、iPhone 位置を含めたスマホをカメラとして使う場合のポイントまで、詳しく解説していきます。
さらに、VTubeStudioのカメラの設定のコツや、マイク カメラ 位置の最適な関係、そして「VTuber Studioは顔バレしないの?」「webカメラ 事故を防ぐにはどうすればいい?」といった、安全に活動するための注意点にも触れていきます。この記事を読めば、あなたのVTuber活動にぴったりのカメラ選びと、最適なカメラ位置が見つかるはずですよ。
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- VTuber配信における最適なカメラ位置とその理由
- カメラの設置場所がトラッキング精度やアバターの見え方にどう影響するか
- ウェブカメラやスマホ(iPhone)の具体的な設置方法と注意点
- カメラ位置と連携するVTubeStudio設定やマイク配置の重要性
- ブイチューバーはウェブカメラが必要ですか?基本解説
- カメラ おすすめ:VTuber向け機種の選び方
- VTuberのカメラはいくらくらいしますか?
- ウェブカメラ 位置:モニター上部が基本?
- 配信 カメラ位置が重要な理由とは
- iPhone 位置:スマホをカメラにするメリット
ブイチューバーはウェブカメラが必要ですか?基本解説
VTuberとして活動するなら、ウェブカメラは基本的に必要になるアイテムです。なぜかというと、画面に映っている可愛いキャラクター(アバター)は、配信している人の顔の動きや表情をカメラで読み取って、それに合わせて動いているからなんです。
例えば、アバターが笑ったり、口を開けたり閉じたり、驚いた表情をしたりするのは、配信者さんが実際にそういう表情や動きをしているのを、ウェブカメラが捉えているおかげです。その動きの情報を「トラッキングソフト」っていう専門のソフトが読み取って、アバターに反映させている、という仕組みになっています。ですから、カメラがないとアバターは表情を変えたり、顔を動かしたりすることができません。
もちろん、顔を出して配信するわけではないので、「本当にカメラいるの?」って思うかもしれません。でも、アバターを生き生きと、まるで本当にそこにいるみたいに動かすためには、カメラがとても大切な役割を果たしているのです。ちなみに、専用のウェブカメラじゃなくて、持っているiPhoneとかAndroidスマホのカメラでも代用は可能です。どんな形であれ、自分の動きをアバターに伝えるための「目」となるカメラが必要になる、と考えておくと良いでしょう。

VTuberって顔出さないのに、どうしてカメラが必要なの?

カメラで表情を読み取って、それをアバターに反映させるからだよ!
おすすめカメラ:VTuber向け機種の選び方
VTuber活動で使うカメラを選ぶとき、必ずしも一番高い、画質がめちゃくちゃ良いカメラが必要というわけではありません。大切なのは、自分のやりたいことや予算に合ったものを選ぶことです。主な目的はアバターを動かすための顔の動きを読み取ることなので、画質のきれいさよりも、動きをどれだけ正確に、そしてスムーズに捉えられるか(トラッキング精度や安定性)の方が重要になってきます。
カメラ選びでチェックしたいポイントをいくつか紹介しますね。まず「解像度」ですが、これは画像の細かさのことです。アバターを動かすだけなら、1280×720ピクセル(HD画質と呼ばれます)もあれば十分なことが多いです。もし、ゲーム画面と一緒に手元を映したいとか、もっときれいな映像で見せたい場合は、1920×1080ピクセル(フルHD画質)以上のものを選ぶと良いでしょう。
次に「フレームレート」。これは1秒間に何枚の絵で映像ができているか、という数字で、fpsという単位で表されます。30fpsあれば基本的な動きは大丈夫ですが、アバターの動きをより滑らかに見せたいなら、60fpsに対応しているカメラがおすすめです。動きがカクカクしにくくなりますよ。
それから「画角」も見ておきたいポイントです。これはカメラが映せる範囲の広さのこと。一人で配信するなら70度くらいでも大丈夫ですが、友達と一緒にコラボ配信をする可能性があるなら、90度以上の広い範囲を映せる「広角レンズ」のカメラだと、二人とも画面に収まりやすくて便利です。
他にも、カメラを好きな位置に固定しやすいように「三脚用のネジ穴」が付いているか、配信が終わった後にうっかりカメラを切り忘れても顔が映らないように「物理シャッター」が付いているか、などもチェックすると安心です。また、たくさんの人が使っている人気のカメラは、もし何か困ったことが起きた時に、ネットで解決方法を見つけやすいというメリットもあります。
ただし、注意点として、あまりにも値段が安すぎるカメラだと、使いたいトラッキングソフトに対応していなかったり、動きが不安定になったりすることもあるので、少し気を付けて選んでみてください。

カメラって画質がいい方がいいの?

大事なのはトラッキングの精度!動きがなめらかに取れるかがポイン
VTuberのカメラはいくらくらいしますか?
VTuber活動のためにウェブカメラを買う場合、だいたい数千円から2万円くらいの予算を見ておけば大丈夫です。アバターの動きを読み取るのが主な使い方なので、顔出し配信で使うような、何万円もするような高級なカメラは必ずしも必要ありません。
具体的にどのくらいの値段でどんなものが買えるかというと、まずはお試しで始めてみたい、という人なら2000円から5000円くらいの入門モデルがあります。ロジクールの「C270n」とか、サンワサプライの「CMS-V37BK」あたりがこの価格帯ですね。基本的な機能は備わっているので、まずはこれでスタートするのも良いと思います。
もう少ししっかりしたものを選びたいなら、5000円から1万円くらいの価格帯を見てみましょう。このあたりになると、画質がフルHDになったり、フレームレートが30fpsに対応していたり、映せる範囲(画角)が広かったり、自動でピントを合わせてくれるオートフォーカス機能が付いていたりと、機能が充実してきます。ロジクールの「C920n」やバッファローの「BSW305MBK」などが人気です。
さらに、アバターの動きをもっと滑らかにしたいとか、特別な機能が欲しいというこだわり派の人は、1万円から2万円くらいのモデルも選択肢に入ってきます。例えば、フレームレートが60fpsに対応していて動きがスムーズになったり、AI機能で自動で顔を追いかけてくれたり、中には4Kというすごく高画質なものもあります。ロジクールの「C980GR」やAnkerの「PowerConf C300」などがこのクラスです。
もちろん、もし顔出し配信も考えていて、映画みたいに背景をぼかしたり、ものすごくきれいな画質で配信したい、ということであれば、ミラーレスカメラや一眼レフカメラが必要になって、カメラ本体とレンズだけで10万円以上かかることもあります。でも、VTuberとしてアバターを動かすのがメインであれば、ほとんどの場合は2万円以下のウェブカメラで十分楽しめるはずです。

カメラって高そう…安いのでも大丈夫かな?

「5000円前後でも十分!自分のスタイルに合ったものを選べばOKだよ♪
ウェブカメラの位置:モニター上部が基本?
ウェブカメラをどこに置くか、その位置は結構大事なんです。一般的には、パソコンのモニターの上、ちょうど真ん中あたりに置くのが基本とされています。
どうしてモニターの上が良いかというと、いくつか理由があります。一つは、トラッキングソフトがあなたの顔をちゃんと認識しやすくするためです。顔の正面に近い位置から捉えることで、表情や顔の向きを正確に読み取りやすくなります。もう一つは、アバターの目線を自然に見せるためです。私たちが普段パソコンを使うとき、モニターの画面を見ますよね?その時にカメラがモニターの上にあれば、アバターも自然と正面を向いたり、少し下を見たりする動きになります。これが、視聴者さんから見ても自然な感じに見えるんです。
もしカメラの位置が顔から大きくずれていると、例えばモニターの横の方に置いてしまうと、アバターが常に横を向いているみたいになってしまったり、目線がどこか違う方向を向いてしまったりして、ちょっと不自然に見えてしまうことがあります。
ただ、モニターの上部が必ずしもベストとは限りません。例えば、使っているモニターの形によっては、うまくカメラを挟んで固定できないこともあります。それに、モニター自体が小さいサイズだと、カメラの位置も低くなってしまって、アバターが常に見上げているような角度になってしまう可能性もあります。
そういう場合は、無理にモニターの上に置かなくても大丈夫です。カメラ用の小さな三脚を使ったり、机に固定できるカメラアームを使ったりして、自分の顔の正面、できれば少しだけ高い位置にカメラを設置するのがおすすめです。こうすれば、モニターの形に関係なく、一番良い角度や高さにカメラを置くことができますし、設置場所の自由度もぐっと上がりますよ。

カメラの場所って、どこでもいいんじゃないの?

正面に近いほどトラッキングが安定するんだよ。自然な目線にもなるしね!
配信でカメラ位置が重要な理由とは
VTuberの配信でカメラをどこに置くか、その位置は実はすごく重要なんです。なぜなら、カメラの位置が悪いと、アバターの動きが不自然になったり、視聴者さんに変な感じを与えてしまったりする原因になるからです。
具体的にどんな影響があるかというと、まず「トラッキングの精度」に関わってきます。カメラがあなたの顔をしっかりと正面から捉えられていないと、表情やまばたき、口の動きなどを正確に読み取れなくなってしまうことがあります。そうなると、アバターが思ったように動いてくれなかったり、カクカクした動きになったり、全然違う表情をしてしまったりするんです。特に、しゃべっているときの口の動き(リップシンクって言います)やまばたき、眉毛の動きなんかは、細かい動きなので、カメラの位置がずれていると上手く反映されにくくなります。
次に「アバターの見え方」にも影響します。カメラの位置が低すぎると、アバターはなんだか見上げているような感じになりますし、逆に高すぎると見下しているような感じに見えてしまいます。左右にずれすぎていると、ずっと横を向いて話しているみたいで、視聴者さんとしてはちょっと違和感を感じるかもしれません。アバターが自然に、生き生きと動いているように見せるためには、カメラを適切な場所に置くことがとても大切なのです。
そして、もう一つ気を付けたいのが「顔バレのリスク」です。カメラの位置や画角(映る範囲)によっては、意図せずに部屋の中の物や、自分の体の一部が映り込んでしまう可能性もゼロではありません。背景に何が映るか、どれくらいの範囲が映るかを考えながらカメラを設置することも、安全に配信するためには大事なポイントです。
このように、カメラの位置一つで、アバターの動きの質や見え方、さらには安全性まで変わってきてしまいます。どの位置がベストかは、使っている機材やソフト、部屋の環境によっても少しずつ違うので、実際にカメラを置いてみて、アバターの動きを確認しながら、一番しっくりくる場所を探していくのが良いでしょう。

位置でそんなに変わるの?

動きがカクカクになったり、表情が伝わらなくなっちゃうこともあるんだ。
iPhoneの位置:スマホをカメラにするメリット
VTuber活動を始めるのに、専用のウェブカメラを買わなくても、手持ちのiPhoneやAndroidスマホのカメラを使う、という方法もあります。特にiPhone X以降のモデルを使っているなら、結構メリットがあるんですよ。
一番大きなメリットは、「高精度なトラッキング」が期待できることです。iPhone X以降のモデルには「Face ID」っていう顔認証の機能が付いていますよね。このFace IDの技術を利用して、顔の動きをすごく細かく読み取れるトラッキングアプリ(例えば「VTube Studio」や「nizima LIVE」など)が増えてきています。これを使うと、普通のウェブカメラよりも滑らかに、そして舌を出したり、ほっぺをぷくーっと膨らませたりといった、より細かい表情までアバターに反映させることができるんです。「パーフェクトシンク」っていう、さらに高度な動きに対応したモデルと組み合わせれば、もっと豊かな表現が可能になります。
また、iPhoneのカメラ自体の性能が良い、という点も挙げられます。一般的なウェブカメラと比べると、1秒間に表示する画像の枚数(フレームレート)が高かったり(例えば60fpsに対応していたり)、映せる範囲(画角)が広かったりすることがあります。フレームレートが高いと、アバターの動きがよりスムーズに見えます。解像度もすごく高いですが、アバターのトラッキングだけが目的なら、そこまでの高画質は必要ないかもしれません。
それに、すでに対応するiPhoneを持っているなら、新しくウェブカメラを買うお金がかからないので、初期費用を抑えられるのも嬉しいポイントです。アプリをインストールすれば、すぐにVTuber活動を試してみることができます。
さらに、スマホなので持ち運びが簡単です。パソコンがない場所でも、スマホ単体でアバターを使った動画を撮ったり、配信したりできるアプリもあるので、場所を選ばずに活動できる可能性も広がります。
ただし、いくつか注意点もあります。まず、iPhoneを固定するためのスマホスタンドやアームが別途必要になります。また、配信や収録をしている間は、そのiPhoneを電話やメッセージ、調べ物など他のことに使えなくなってしまいます。PCと連携させて使う場合は、同じWi-Fiにつなぐ必要があったり、セキュリティソフトの設定を変えないといけなかったりすることもあります。そして、Face ID機能を使った高精度トラッキングは、iPhone X以降のモデルでないと利用できない、という点も覚えておきましょう。

「スマホでもカメラの代わりになるの!?

うん、特にiPhoneなら精度も高いし、細かい表情まで拾ってくれるよ!
VTuberのカメラ位置とトラッキング・事故対策
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- VTubeStudio カメラ設定とlive2dモデル
- webカメラ トラッキング精度と設置場所の関係
- VTuber Studioは顔バレしないの?設定を確認
- webカメラ 事故を防ぐカメラ位置と注意点
- 配信時のマイクとカメラの位置関係
- スマホでのVTuber活動とカメラの注意点
VTubeStudioのカメラ設定とlive2dモデル
VTubeStudioを使ってLive2Dモデル(アバターのことですね)を生き生きと動かすためには、カメラの設定がとっても重要になります。なぜかというと、カメラがあなたの顔の動きを読み取って、それをアバターに伝えているからです。設定がうまくできていないと、せっかく可愛いアバターを用意しても、思ったように動いてくれなかったり、表情が硬く見えたりしてしまうかもしれません。
VTubeStudioには、アバターの動きを調整するための設定項目がたくさん用意されています。例えば、目のパチパチやまばたき具合を調整する「Eye Open」、口の開け閉めを調整する「Mouth Open」、笑顔になったときの口の形を変える「Mouth Smile」、顔の傾き具合を調整する「Face Angle」などがあります。これらの設定を、自分の顔の動きに合わせて細かく調整していくことで、アバターがより自然に、そして表情豊かに動くようになるんです。
設定を始める前に、まずは基本として「キャリブレーション」という作業をしっかり行いましょう。これは、カメラに対して自分の顔の正面の位置や表情を登録する作業です。これをやっておかないと、まっすぐ前を向いているつもりでもアバターが横を向いてしまったり、口を閉じているのに半開きに見えたりすることがあります。
キャリブレーションができたら、実際に顔を動かしながら各項目を調整していきます。例えば、目を大きく見開いたときにアバターの目もちゃんと開くか、口を「あー」と開けたときにアバターの口も自然に開くか、などをチェックします。もし動きが小さいなと感じたら、設定画面で感度を調整する数値を変更してみましょう。逆に動きが大きすぎる場合も、数値を調整してちょうど良い具合にします。最初は少し難しく感じるかもしれませんが、いろいろ試しながら自分にぴったりの設定を見つけていくのがおすすめです。設定内容は保存できるので、一度調整すれば次からはその設定で使えますよ。Live2Dモデルによっては特別な動き(例えば舌を出したり)ができるものもあるので、モデルの説明書なども参考にしながら設定すると、もっと魅力的に動かせるようになるでしょう。

アバターの動き、何か変…

まずはキャリブレーションをしてみて。設定次第で自然に動くよ!
webカメラのトラッキング精度と設置場所の関係
ウェブカメラを使ってアバターを動かすとき、その「トラッキング精度」、つまりどれだけ正確に顔の動きを読み取れるかは、カメラをどこに置くか、その設置場所によって大きく変わってきます。適切な場所にカメラを置かないと、せっかく性能の良いカメラを使っていても、うまく動きを捉えられず、アバターの動きがぎこちなくなってしまうことがあるんです。
最も影響が大きいのは、カメラと顔の「角度」と「距離」です。基本的には、カメラは顔の真正面に置くのが理想的です。真正面から捉えることで、顔のパーツ(目、鼻、口など)の位置関係や動きをソフトが認識しやすくなります。もしカメラが顔の横すぎるところにあると、片方の目や口元が隠れてしまったり、顔の向きを正確に判断できなかったりして、トラッキングが不安定になる原因になります。
高さも重要です。カメラが低すぎると、常にあごが上がって見上げるような動きになりがちですし、高すぎると逆に見下ろすような動きになってしまいます。できれば、自分の目線の高さか、それより少し上くらいにカメラを設置すると、自然な姿勢で認識されやすくなります。モニターの上部に取り付けるのが一般的ですが、もし高さが合わない場合は、三脚やアームを使って調整すると良いでしょう。
顔とカメラの距離も適切に保つ必要があります。近すぎると顔全体がフレームに収まらなかったり、歪んで見えたりすることがあります。逆に遠すぎると、顔の細かい動きが認識されにくくなる可能性があります。カメラの画角(映る範囲)にもよりますが、自分の顔が適度な大きさで、かつ表情の変化がしっかり捉えられる距離を見つけることが大切です。
加えて、部屋の明るさもトラッキング精度に関係します。暗すぎるとカメラが顔をうまく認識できませんし、逆に顔に強い光が当たりすぎても白飛びしてしまって認識しにくくなることがあります。顔が均一に、適度な明るさで照らされるように、照明の位置なども工夫してみると、より安定したトラッキングができるようになるはずです。このように、カメラの性能だけでなく、設置場所や環境を整えることが、スムーズなアバター操作には欠かせない要素なのです。

なんで正面じゃなきゃダメなの?

「横からだと顔の形がうまく認識できなくて、アバターが変になっちゃうんだ。
VTuber Studioは顔バレしないの?設定を確認
「VTube Studioを使っていれば、絶対に顔バレしないの?」と心配になる人もいるかもしれませんね。まず知っておいてほしいのは、VTube Studio自体は、あくまでカメラで読み取った顔の動きをアバターに反映させるためのソフトであって、「顔バレを絶対に防いでくれる魔法のソフト」ではない、ということです。顔バレ事故が起こる原因の多くは、ソフトの設定ミスや、配信中のうっかりした操作によるものです。
では、どうすれば顔バレのリスクを減らせるのでしょうか?いくつか大切なポイントがあります。一つは、VTube Studioや配信ソフト(OBSなど)の設定をしっかり確認することです。特に、カメラ映像を直接配信画面に映してしまわないように注意が必要です。VTube Studioを使うときは、配信ソフトにはVTube Studioの画面(アバターが表示されている画面)だけを映すように設定し、ウェブカメラの映像そのものは映さないように設定します。OBSなどのソフトでは、「ウィンドウキャプチャ」や「ゲームキャプチャ」でVTube Studioを指定し、「映像キャプチャデバイス」でウェブカメラを選んでしまわないように気を付けましょう。
また、VTube Studioの設定で、アバターが表示される範囲を調整することも有効です。万が一、何かの拍子にカメラ映像が映り込んでしまっても、アバターが表示されている枠の外側、つまり背景部分が見えないように、表示範囲をアバターぎりぎりに狭めておく、という対策があります。OBSなどの配信ソフト側で、ALTキーを押しながら表示範囲を調整する方法もあります。
さらに、ウェブカメラ自体に「物理シャッター」が付いているものを選ぶのもおすすめです。これは、レンズの前に物理的なカバーが付いているタイプで、配信が終わったらこのシャッターを閉じてしまえば、どんなソフトの誤操作があってもカメラ映像が外に出ることはありません。精神的な安心感にも繋がりますね。
このように、VTube Studioを使うこと自体が顔バレの原因になるわけではありませんが、油断は禁物です。ソフトの設定を正しく行い、配信時の操作に注意し、可能であれば物理的な対策も取り入れることで、顔バレのリスクを限りなく低くすることができます。

これ、顔映っちゃったりしないよね…?

配信設定をちゃんと確認すれば大丈夫!“映像キャプチャ”には気をつけて!
webカメラ顔バレ事故を防ぐカメラ位置と注意点
ウェブカメラを使ってVTuber活動をする上で気を付けたい「事故」は、顔バレだけではありません。意図せず部屋の中の様子が映り込んでしまったり、個人情報が特定できるようなものが映ってしまったりする可能性も考えられます。こうした事故を防ぐためにも、カメラの位置や使い方には注意が必要です。
まず、カメラの位置と「画角(映る範囲)」をしっかり確認しましょう。カメラを設置したら、実際に配信ソフトなどでどのように映るのかを必ずテストします。アバターを動かす自分自身が映らないのはもちろんですが、背景に何が映っているかにも注意が必要です。部屋の中が散らかっていたり、窓の外の景色が見えてしまったり、壁に貼ってあるポスターやカレンダーなどが映り込んだりすると、そこから生活感が出てしまったり、場合によっては住んでいる場所が特定される手がかりになってしまう可能性もゼロではありません。できるだけ背景には何も映らないように、壁を背にする、あるいは無地のカーテンや背景用の布などを用意するといった対策が有効です。
カメラの設置場所も、事故防止の観点から重要です。前述の通り、モニター上部が基本ですが、安定しない場所に無理やり置くと、配信中にカメラがずれたり、落ちたりする危険性があります。カメラが予期せぬ方向を向いてしまい、部屋の中を映してしまう、なんてことも起こりかねません。三脚やアームを使って、しっかりと安定した場所に固定するようにしましょう。
そして、やはり「物理シャッター」付きのカメラは事故防止に役立ちます。配信が終わった後、ソフトを終了したつもりでも、実はカメラがまだオンになっていた、という可能性も考えられます。物理シャッターを閉める習慣をつけておけば、そのような万が一の事態でも映像が漏れる心配がありません。シャッターがないカメラの場合は、配信が終わったらUSBケーブルを抜いておく、レンズにカバーをかけておく、といった対策も考えられます。
また、配信ソフトの設定も再確認しましょう。誤ってカメラ映像を直接配信画面に追加してしまわないように、ソース(映像の元)の管理は慎重に行う必要があります。不要なカメラソースは削除しておく、といったことも有効です。少し面倒に感じるかもしれませんが、こうした注意点をしっかり守ることが、安心してVTuber活動を楽しむための第一歩となります。

部屋の中ってそんなに見えるの…?

うっかり物が映ると身バレにつながるかも。背景もちゃんと気にしよう!
配信時のマイクとカメラの位置関係
VTuber配信では、アバターの動きを良く見せるためのカメラ設定も大切ですが、実は「音声」も同じくらい、もしかしたらそれ以上に重要だと言われています。映像が多少カクカクしていても視聴者は我慢できるかもしれませんが、声が聞き取りにくかったり、ノイズがひどかったりすると、すぐに配信を見るのをやめてしまう可能性があるからです。そこで重要になるのが、マイクとカメラの適切な位置関係です。
理想的なのは、マイクをできるだけ口元に近づけつつ、カメラの視界には入らないように配置することです。マイクが口元に近いほど、あなたの声をクリアに拾うことができ、キーボードの音やエアコンの音といった周りの雑音(環境ノイズ)を拾いにくくなります。特に、「ダイナミックマイク」という種類のマイクは、周りの音を拾いにくい特性があるので、自宅での配信にはおすすめです。
しかし、マイクを口元に近づけようとすると、カメラの前にマイクが来てしまって、顔のトラッキングの邪魔になったり、配信画面にマイクが大きく映り込んでしまったりすることがあります。これを避けるために便利なのが「マイクアーム」です。マイクアームを使えば、マイクを宙に浮かせて、口元の近く、かつカメラの視界に入らない絶妙な位置に固定することができます。机の上に直接置くスタンドタイプのマイクよりも、位置の自由度が高く、見た目もすっきりします。
カメラの位置との兼ね合いで言えば、カメラはモニターの上や顔の正面に設置し、マイクアームを使ってマイクを横や斜め上から口元に近づける、といった配置が一般的です。こうすることで、カメラは顔の動きをしっかり捉え、マイクは声をクリアに拾う、という両方の役割をうまく果たせるようになります。
注意点として、マイクの種類によっては、振動を拾いやすいものもあります。マイクアームを使う場合でも、アームを通じて机の振動(キーボードを叩く振動など)がマイクに伝わらないように、「ショックマウント」という振動を吸収するアクセサリーを使うと、よりクリアな音質を目指せます。カメラとマイク、それぞれの役割を最大限に活かせるように、設置場所を工夫してみてください。

マイクって顔の前でいいんだよね?

カメラの視界にかぶると表情が取れないよ!アームで横からがオススメ♪
スマホでのVTuber活動とカメラの注意点
手持ちのスマートフォン、特にiPhoneを使ってVTuber活動をするのは、手軽に始められて、しかも高精度なトラッキングが期待できるなど、たくさんのメリットがあります。しかし、専用のウェブカメラを使う場合とは違う注意点もいくつかあるので、知っておくと安心です。
まず、スマホをカメラとして使う場合、どうやって固定するかが問題になります。ウェブカメラのようにモニターに挟めるクリップが付いているわけではないので、スマホ用のスタンドやアームが別途必要です。配信中にスマホが倒れたり、ずれたりしないように、しっかりと安定して固定できるものを選びましょう。充電しながら使えるタイプのスタンドだと、長時間の配信でもバッテリー切れの心配がなくて便利です。
次に、スマホはウェブカメラと違って、もともとカメラ機能専用に作られているわけではありません。長時間カメラを起動し続けていると、スマホ本体が熱くなってしまうことがあります。特に夏場や、充電しながら使っているときは注意が必要です。スマホが熱くなりすぎると、動作が不安定になったり、アプリが強制終了してしまったりする可能性があるので、適度に休憩を挟むとか、スマホを冷やす工夫(冷却ファンを使うなど)が必要になるかもしれません。
また、当然ですが、VTuber活動でカメラとしてスマホを使っている間は、そのスマホを電話やメッセージ、他のアプリを使うために利用することはできません。もし配信中に調べ物をしたり、連絡を取ったりする必要がある場合は、別のスマホやタブレット、あるいはPCを使う必要があります。
PCと連携させて使うタイプのトラッキングアプリ(例えばVTube StudioのPC版とスマホアプリを連携させる場合など)では、PCとスマホを同じWi-Fiネットワークに接続する必要があったり、お使いのセキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)が通信をブロックしてしまわないように設定を変更したりする必要が出てくることもあります。アプリの説明をよく読んで、必要な設定を行いましょう。
そして、高精度な顔認識(Face IDを使ったトラッキングなど)は、対応しているスマホの機種が限られています。例えばiPhoneならX以降のモデルが必要です。古い機種やAndroidスマホの一部では、この機能が使えない場合があるので、自分が使いたいアプリが、持っているスマホに対応しているか事前に確認することが大切です。手軽に始められるスマホでのVTuber活動ですが、こうした注意点を理解した上で活用すると、より快適に楽しめるでしょう。

スマホだけでできるの楽そう〜

便利だけど、熱やバッテリー、通信環境には注意して使おうね!
VTuberカメラ位置の重要ポイントまとめ
- VTuber活動には顔の動きを読み取るカメラが基本的に必要だ
- 高画質よりトラッキング精度や安定性がVTuber用カメラでは重要だ
- 解像度・フレームレート・画角はカメラ選びの重要ポイントである
- VTuber向けウェブカメラの予算は数千円~2万円が目安だ
- カメラ位置の基本はモニター上部中央で顔を正面から捉えることだ
- カメラ位置はトラッキング精度とアバターの自然な見え方を左右する
- 不適切なカメラ位置は顔バレやプライバシー漏洩のリスクを高める
- iPhone(X以降)はFace ID利用で高精度なトラッキングが期待できる
- スマホ利用時は固定方法・発熱・使用中の制限に注意が必要だ
- VTubeStudioではキャリブレーションとパラメータ調整が重要である
- カメラ設置場所の角度・距離・高さや照明もトラッキング精度に影響する
- 顔バレ防止にはソフト設定確認・表示範囲調整・物理シャッターが有効だ
- クリアな音声のためマイクは口元に近づけるのが理想だ
- マイク位置はカメラの邪魔にならず、アーム等の利用が効果的だ
- アバターの表情や動きはカメラが捉えた配信者の動きを反映している